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シュリはチェアに向かって細剣で攻撃をした。
チェア
「っ……」
チェアは腕についてある回転剣で攻撃を防いだ。
チェア
「…なんで話が通じないのかなぁ…、封來破!」
チェアは体術でシュリを蹴り飛ばした。
シュリ
「くっ!」
シエル
「だ…大丈夫!?」
騎士団兵の相手をしていたシエルはシュリを心配した。
シュリ
「………っ!」
チェアの攻撃は続く。
シュリは相手の攻撃を防ぐのが精一杯だ。
シュリ
(なに…これ…。身体がうまく動かない…)
チェア
「…………張り合いがないわね。」
そう言いながら攻撃を続けた。
チェア
「…さぁ、シュリ。早くあたしたちについてきなさ………っ!」
誰かがチェアの動きを後ろから押さえつけた。
???
「…やりすぎだ、チェア。」
チェア
「レイテル……」
相手の顔を見ると少し肩の力を落とした。
シエル
「!」
シエルはピクッとし、レイテルと呼ばれる男を見た。
シュリ
「…?」
レイテル
「ここは退け。話は帰ってからだ。」
チェア
「………ちっ、わかったわよ。…じゃあ、またね?シュリちゃん♪」
チェアが後ろを向いて歩き出した。
続いてレイテルも後ろを向いて歩き出そうとすると…―
シエル
「レイテル・クライアン!!!!」
シエルが一歩前に出て叫んだ。
レイテル
「?」
レイテルは後ろを向いた。
シエル
「…貴方だよね。僕の母さん、ハイナ・クレイルを殺したの。」
シエルはレイテルをムッとした顔で睨みつける。
レイテル
「ハイナ…?…………!まさか、お前ハイナの子のシエルか?!」
レイテルは目を見開いて尋ねた。
シエル
「そうだよ…」
シエルはレイテルを再び睨む。
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