第30話 美奈VS夏奈子

43/43
12955人が本棚に入れています
本棚に追加
/912ページ
「美奈さんに言われたくありません!」 「二人とも黙れ!コラ!夏奈子!肩の上で暴れるな!美奈!ロープが爺ちゃんの首に絡まってるぞ!」 俺達はギャーギャーと騒ぎつつ、逃げ惑う人々の間を縫うように走り、その広場を後にした。 これが、後に『駅前のブラッディクリスマス』と呼ばれることになった日の事の顛末である。 なお、この日、俺に襲い掛かかった災難はこれだけではないのだが、それはまた後に書くこととし、ひとまずこの話を終わりとする。
/912ページ

最初のコメントを投稿しよう!