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「美奈さんに言われたくありません!」
「二人とも黙れ!コラ!夏奈子!肩の上で暴れるな!美奈!ロープが爺ちゃんの首に絡まってるぞ!」
俺達はギャーギャーと騒ぎつつ、逃げ惑う人々の間を縫うように走り、その広場を後にした。
これが、後に『駅前のブラッディクリスマス』と呼ばれることになった日の事の顛末である。
なお、この日、俺に襲い掛かかった災難はこれだけではないのだが、それはまた後に書くこととし、ひとまずこの話を終わりとする。
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