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何を言ってるの?
婚約者?
それに私がバンパイア!?
恋華『意味が分からないっっ、この世界にはバンパイアなんて存在しない。ましてや、私はバンパイアなんかじゃない!』
一体なんなの!?
この人頭、おかしんじゃ
??『もし存在したら?
』
恋華『何訳が分からないことを言って
【バサッ】
……え?』
その人は頭に被ってた黒いフードをとった。
見た瞬間私は動けなかった。いや、動くことができなかった。
そこには、月に照らされて、光ってる漆黒の髪
鋭く、見たものはその瞳に吸い込まれそうになる目
肌は白く、口には牙があった。
その姿はまさしく、バンパイアだった。
恋華『あっあっ…。バンパイアがいる訳が……。』
??『お前の目の前にいる。そして、お前もだ。
まだ、その力は封印しているみたいだが…。』
勝手な……勝手なことはいわないで!
恋華『っっ、勝手なこと言わないで!私は、バンパイアなんかじゃない!蝶野 恋華よ。バンパイアなんかじゃない!それにあんたの婚約者でもない!』
??『……』
どうしよう。止まらない。
恋華『それにあんたたち誰よっっ。いきなり来て、婚約者って名乗って…』
??『おれの名前は…』
恋華『えっ…』
??『俺の名前は、第30代吸血鬼当主 月夜 蓮(つきよみ れん)だ。そして付き人の静夜だ。』
静夜『よろしくお願いします恋華様』
恋華『…第30代吸血鬼当主…月夜 蓮…』
蓮『よろしく、俺の婚約者。蝶野 恋華』
これが、私と蓮が初めての出会いだった。
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