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恋華『なぜ、狙われるの!?』
静夜『王子の命を狙っているものは、たくさんいます。ましては、貴方様は王子の婚約者。貴方様を使って王子を殺そうとするものが、いる可能性が高いのです。』
恋華『……なるほど』
静夜『…………それ以外もあるのですが……』
恋華『えっ、何か言いました?』
小さくて聞こえなかった(汗)
静夜『いえ、何もありません。それでは、お気をつけていってらしゃいませ』
恋華『あっ、はい;行ってきます』
私は、走って校舎に向かった。
~静夜side~
……
ピッ
静夜『静夜です。恋華様を無事に学校に送り届けました。』
蓮『そうか。……すまなかった。あれは渡したか?』
静夜『はいっ。王子が言った通りに渡しました。』
蓮『そうか。分かった。もういいぞ』
静夜『はいっ。失礼します。』
ピッ
静夜『恋華様が私の言った事を信じてもらえたのは嬉しいが……あのブレスレットの本当の理由を言ってしまわないようにしなくては…。』
……
静夜『……帰るとするか…。』
シュッッ
そのとき、なぜ、私は何故気づかなかったんだろう…。
今まで喋ってたことを誰かに聞かれてたことを…。
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