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〔…あれが小さい時に私と蓮が約束した誓い。なのに、私はその約束を守れない。〕
彼女の悲しみが私の中に溢れた。
まるで、私が泣いてるみたいに…。
〔…恋華。貴方は記憶がまだない。自分がどうして記憶をなくしたのかの。だけど…無理に思い出さないで…。〕
どうしたらいいの!?
〔…今は、まだ思い出す時じゃない。でも、いつか全てを思い出した時、約束して…。……〕
恋華『えっ…。』
〔約束して…。もう私は誰にも傷ついてほしくない…。蓮にも、そして、貴方にも…。〕
恋華『でっでも…!!』
〔約束して…。〕
ピカッ
恋華『きゃ--!』
目の前が真っ白に…。
そして、私は消えた。
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