花と小助

2/10
19人が本棚に入れています
本棚に追加
/109ページ
「小助~~!!迎えにきたよ~~~~!!!!」 「わかったよ!!!今行くから待ってて!!」 家の前で大きな声で叫ぶ女の子の声に僕は家の玄関を開けた。 女の子は花。 三弥村の蕎麦屋さんの女の子。 村に子供は何人かいたけど、 僕と花は同じ7つと歳も一緒な事もあったからか自然と遊ぶ事が多くなり仲が良かった。 最近は良く僕達兄弟が狩りにいくときに着いていくとだだをこねてそれを説得するのに一苦労したりする。 「母ちゃん!!兄ちゃん達!!行ってくるね!!!」 僕はそういって玄関を閉め花と一緒に歩き出す。 すると、花は意外な提案をしてきた。
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!