◆心
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夕飯を終え、お風呂に入ると亜紀は早々に床についた。裕子は夫の酒のつまみにとチーズをテーブルに置いてから洗い物を始めた。 「あの子…どうだ?」 先に口火を切ったのは彼の方からだ。 「どうって…?亜紀ちゃんはいい子よ?」 洗い物の手を止めて軽く振り向くが言葉の意図が掴めない。 「それはわかっている。そうではなくて裕子にとってあの子はどうだ?って事だよ」
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