63人が本棚に入れています
本棚に追加
「ありがとう。亜紀はホールでテレビを見ていて?」
亜紀はわかったと頷くと裕子を置いて部屋を出ていってしまった。
「貴女が桐島裕子さん、ですね。はじめまして、亜紀の母です」
初代は深々と頭を下げた。
「はじめまして……真岡さん、頭を上げてください。せっかくお手紙を頂いていたのに返事も致しませんで、こちらこそ申し訳ないと思っていた所です」
「何を仰いますか。桐島さんは亜紀の為に色々してくださっていると、亜紀が教えてくれました」
最初のコメントを投稿しよう!