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「亜紀ちゃん、ちょうど良かったわ。夫が帰ってきたのよ。あとはお待ちかねの夕御飯の時間ね」
笑顔を見せながら台所に戻ると彼女はおずおずとリビングに入ってくる。夫と二言三言、話を…おそらく挨拶程度であろうがしていたのには裕子は内心安心した。
テーブルの上に次々と皿を並べていく。
「さぁ、今日は亜紀ちゃんが来たお祝いに手巻き寿司パーティーと行きましょう」
好きな具材を入れて巻いてねと言いながら二人に席につくよう促す。雰囲気を出すために渋めの緑茶を入れた。
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