11人が本棚に入れています
本棚に追加
「フリータイム4人で、あと、ドリンクバーお願いします。」
俺はカラオケの受付の店員にそう行った。
「はい。じゃあ3番の部屋に行ってください。」
「んじゃ早く行こうぜ!アニソン歌いたくてウズウズしてるんだよ!」
「はいはい、湊は一人でトイレで歌ってろ。俺らはさっさと部屋にいくから。」
「なんで僕がトイレで歌わなきゃいけないんだよ!」
「え、だって反響音とか最高じゃね?」
「そんなナチュラルな反響音なんていらないよ!」
「っち、ウダウダいってんじゃねーよ。時間なくなるだろ。」
「なんで僕はいつもこんな役回りなんだ…」
そんな感じでグダグダと3番の部屋に向かった。
「えっと、ここだね三番の部屋は。」
神原はそういった。
「んじゃお前ら先歌ってろよ。俺はドリンクとって来るから。」
「あ、じゃあ僕はメロンソーダ!」
真っ先に湊が言った。
「ん、神原と川島はどうする?」
「カズ君にパシらせちゃ悪いよっ!私も行くよっ!」
本当は女子に手伝わせるのもどうかと思ったが、多分言っても神原は聞かないだろう。
「んーじゃあ一緒に行くか。さすがに4つもコップはもてないからな。」
「うん!映里はどうする?」「じゃあ私はコーラ。もちろんゼロカロリーでね~」
天川島は映里と一緒に行くかと思ったが、さすが天然女子。マイペースだ。
「りょーかい。じゃあ行こっかカズ君!」
「ん、じゃ行くか。」
そういって俺と神原は部屋を出た。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最初のコメントを投稿しよう!