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昼休憩。
私はいつものようにカズ君のいる教室へ向かった。
「カ、カズ君ー!お弁当食べよっ!!」
私はいつものように言った。
「残念、今日は和人は欠席。マジ退屈で死にそうだよ。」
土谷はそう言った。
「え・・・。なんで?」
「さぁね。なんかあったんじゃない?無断欠席だし。」
「そっか・・・。」
私は少し考えた。
もしかしたら昨日の子と一緒にいるのではないのかと思った。
「んで、どうするの?ここで食べるの?」
土谷は言った。
「まぁせっかく来たんだしここで食べるわよ。どうせアンタはカズ君がいないと一緒に食べる人がいないんでしょ?」
「・・・ハッキリいってくれるね。」
「え?間違ってたっけ?。でもなんでカズ君もアンタしか仲がいい友達いないんだろ?」
「さぁな?それは和人に聞けよ。」
「じゃあココで食べるで決定ね。映里もそうするでしょ?」
「私はどっちでもいいよ~」
「てかいつも思ってるんだけど川島って、俺らの会話にあんま入ってこないよな?」
「うん。だって見てるほうが面白いんだもん~!」
「っく。今萌えた・・・」
土屋が胸に手を当てて息を荒くした。
「・・・変態ヲタ。」
「・・・その名前で呼ばないでください。」
「誰でも今のみたらそう言うわよ。」
「・・・メシ食おっか!」
土屋は逃れるためか話しを摩り替えた。
そして三人でお弁当を食べていた時だ。
彼はやってきた。
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