迷い

1/1
12人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ

迷い

僕が僕でいようとするならば 僕の心音を頼りに 歩いていけばいいのに 何でもないような 些細な事が やけに大きく胸に迫る そうあるべきだと騒めく 風の音に足を取られて 進めなくなった ・・・僕は、どこへ行きたかったんだ? 芯の無い僕が自問自答したって 辿り着く場所は 不確かな景色 だって、そうだろ? ずっと ずっと 風のせいにしてきたんだ 不都合なものは すべてすべて風の中 甘ったれの僕は ばれてしまいそうな弱さを 嘘で隠して このまま 何処へ行くのだろう
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!