す。

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ジリリリリリリリ!! いつもの時間に目覚まし時計が鳴り響く。 あたしは布団からにゅっと手を出し、けたたましい音へのムカつきを込めて思いきりスイッチを押した。 う~……。全然寝てない……。 昨夜は観覧車での夢のような時間を何度も何度も頭の中でリピートしていたせいで、目はランラン。心臓はバクバクでとても眠れなかった。 ようやくうとうとしたと思ったら、外は既に明るくなり始めていた。 そのまま朝まで起きていようと思ってたのに、いつの間にか寝てしまっていたらしい。 なんとか踏ん張って上体を起こした。 眠すぎて頭がぐらぐらする。 そんなあたしの目を覚ましたのは。 「おい、起きろ」 ノックもせずに部屋に入ってきたソウだった。 ソウは既に制服に着替えて髪のセットも終わっていた。 「起きてる起きてる……」 ダルそうに返事をした。 「今日から一緒に行くからな。早く準備しろ亀」 「はぁ?一緒!?冗談でしょ、あんたあたしを殺す気!?」 一つ屋根の下に住んでるってだけでも女子から恨みをかってるのに、一緒に登校なんかしたらあたし絶対今日の放課後までに殺されます。
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