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瑞々しい緑の草原。
見たこともない美しい花々。
この世の安らぎを全て集めたような。
まるで…
「天国、か？」
「違うよ。ここは地獄」
思わず呟いた言葉にすぐ後ろから返事がきた。
振り返るとそこには男の子が笑顔で立っていた。
「ここが地獄？まさか…」
「あぁ、そういえばやっとこっちに来たんだね。結構時間掛かってたよね」
「あ……ぁ、そうなのか？というかここが地ごk「うん。みんな案外早く自分の死を認識するから」
……こいつ、俺の話聞く気ないだろ。
「でも、あそこ、嫌だったでしょ？」
また男の子は自分の調子で話し出す。
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