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｢あの…助けてくれてありがとうございました!!｣
｢いやぁ…別に…｣
助けたと言っていいものなのか。
｢私、宇都宮梓と言います!!あなたは…？｣
｢え…っと｣
｢キョン君…ですよね？｣
｢なんで知って…｣
｢涼宮さんと一緒にいるから…有名ですよ？｣
｢そーですか｣
ハルヒ…またお前の名が出たぞ!!
｢じゃあ、授業始まりますので…本当にありがとうございました!!｣
宇都宮梓と名乗った女はパタパタと忙しく走って行った。
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