プロローグ・a

3/3
前へ
/204ページ
次へ
私が起きていることに気付いているのだろうか? あの日と変わらない、純粋無垢な優しい笑みを浮かべ、私の顔を見つめている 隣に、近くにいるだけで、私の心はとても温かくなる ねぇ、貴方はどうして、こんな私の側にいてくれるの? 誰も近付くことの無かった、私自身も近付かせることの無い様に振る舞っていたのに それでも貴方は、いつも側にいてくれた。 我が儘ばかり言う私に、無茶苦茶なことを言って困らせていた私の側に なぜ、どうして? 疑問ばかりが募るけど、私はこれで良かった。 いや、こうじゃないと嫌だった。 ありがとう こんな私の側にいてくれて 私に出会ってくれて、ありがとう .
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!

375人が本棚に入れています
本棚に追加