意外な得意分野

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数分後、制服から部屋着に着替えた鳴海はまだたくさんあるダンボールを片付け始めた。 量を考えるとあと二日は掛かるであろう そのため鳴海は一日に大体のノルマを決めて作業をしている 単純な作業のため、それほど疲れは出ない やがて時刻は七時を周り、今日の分のノルマはこなした。 その後、簡単な食事を作って一人で夕食を食べ始めた。 父親はこちらの再就職先の会社でほぼ毎日の様に泊まり込みで仕事をしている そのため夕食は毎日の様に一人だった。 寂しく無いと言ったら嘘になる、前の家では少なくともこうも毎日父親が帰って来ないことは無かったから 食卓を自分と父親、そして母親と囲んでいた頃のことをたまに思い出してしまうことも何度かある .
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