意外な得意分野

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鳴海は食べ終えた食器を洗い、手早く風呂に入ってから自分の部屋に向かった。 自分の部屋とは言ってもこのアパートでは一室に二部屋しか無いため、隣の先程着替えた部屋を寝室として使っている その寝室も、片隅に机と椅子、そして押し入れに布団が入っているだけで見事なまでに殺風景だった。 時計を確認すると時刻は八時半 テレビはあるが鳴海は普段からあまりテレビを見ないため、早めに就寝しようと布団を敷いた。 明日は朱音に言われた通り、駅に行かなければならない 約束した時間に遅れない様にしなければ、そんなことを考えながら鳴海は部屋の電気を消した。 横になって天井を何気なく眺め、今日一日のことを思い返す そうしていると瞼が重くなり、やがて鳴海の意識は遠くなっていった。 .
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