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第五話 初デート
「おーい、舞花ー!!」
「水野ー?」
「おー!!風邪はどうだ?」
「いい感じー♪上がっていいよー!」
水野は今朝も外から大きく私に声をかけてくれた。
私は、窓から返事をした。
でも…今日は土曜日!!なぜ水野が来たかと言うと…
『ガチャッ』
水野が入って来…
「もう映画始まるんだけどー?」
「あ…あぁ…」
「舞花っ…見てない見てない!」
「イヤーーーーー!!!!!!」
「うるさいなぁ…」
今私パンツ見えてたかも!?
「お姉ちゃーん!?」
鈴花が急いで上がってくる。
「鈴花!水野にパンツ見られたぁ!!」
「見てないって言ってんじゃん」
「もぉそんな事ぉ!?何があったのかと思えば…あ、水野先輩!お姉ちゃんうるさいから下行きましょっ」
「だな」
水野と鈴花は一階に降りて行った。
「もう!!鈴花も水野も…」
で…話を戻して…
初デートなのです☆
るんるん気分で階段を降りた。
「ご飯please☆」
「はいはぁい!鈴花のスペシャルオムレツ♪」
「わぁ美味しそー!」
「水野先輩もどうぞぉ!」
「あのね水野っ★鈴花のオムレツはすっごく美味しいんだよ!!食べて食べてっ!」
「おぉ、サンキュ…」
水野は照れながらお茶を飲む。
私達は仲良く食卓を囲んでスプーンを動かした。
「ん~…」
「なによ…鈴花…じろじろ見て…」
「いやぁ♪お姉ちゃんと水野先輩、ラブラブだなぁって!!」
ギク…
「…そう?」
「お姉ちゃんなんか急に優しくなっちゃってさぁ☆」
んなっ!?
「もう!!水野の前で言わないでよ!!!」
「照れてんじゃんっ★」
「そんなことないっ!…て言うか鈴花もデートでしょ!!?」
「あぁそっかぁ。んじゃ行ってくるねぇ~」
『バタンッ』
「何があぁそっか、よ…」
「鈴花…おもれー」
「ぐ…」
「あぁごめんごめん。そろそろ行くか?」
あ!!
「ちょっと待ってて…!」
「おー。早くな」
私は階段を掛け上がって自分の部屋に入った。
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