かぞく

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気付いたら青年と出会って 2回目の冬… あの日拾われた俺は 晴れて小森家の一員となった この青年の名前は 小森拓哉 拓哉は絵描きをしているらしい しかしあまり売れていないらしい 拓哉は一人暮らしをしていて かなり古いアパートに住んでいる 裕福とは言えないが 毎日楽しく過ごしていた 拓哉の話によると 拓哉は絵描きになる事を 家族に反対され 自分の故郷を飛び出してきた その町は山の向こう側に あるらしい そこには拓哉の大切な 恋人もいるという 大切な人か… 俺も欲しいな……って 大切な人は 近くにいるか… 俺の大切な人は アンタだよ 拓哉――
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