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「あっ‼そういえば…
キミに名前を付けてなかったね
どうしようか…」
名前…確かに1度も
呼ばれた事はない
とゆうか名前じたいがなかったし
「ん~…」
拓也は真剣に悩んでる
初めて貰うな…
名前なんて
ちょっと俺はドキドキしながら
拓哉の答えを待った
「…よし‼決めた‼」
[ニャ?]
俺は何だ?と身を乗り出して
聞いた
そして拓哉は俺を持ち上げて
眼の高さを合わせて
言った
「キミの名前は…
ホーリーナイトだ☆」
ホーリーナイト?
響きはとってもかっこいい
確かに気に入ったが
意味はあるのか?
「ホーリーナイトはね…
日本語で『黒き幸』って
意味だよ✨
気に入ったかな?」
黒き幸…
本当に俺にピッタリだ
[ニャアニャア]
俺は嬉しくて
拓哉に甘えた
「お?気に入ったみたいだね
よかった🎵」
初めての名前…
ホーリーナイト
俺は嬉しくて
ずっと自分の名前を
心の内で
何度も何度も繰り返した
考えてみれば…
俺はアンタにいろんなモノを
たくさん貰ってきたけど
俺はアンタに何にも
あげられてないよな…
でも、いつか必ずアンタの
役に立ってみせるから…
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