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紅の薔薇を
アナタの心に
紅の芯に
刺してあげましょう
肌麗な胸板を
引き裂いたら
アナタの芯が
お出迎え
芯に刺すと
花が開きました
ドロドロ
流縷々
深紅の結晶は
ボクの仮面や
スーツに飛び散って
厭だ厭だと言って
喚いてたアナタが
今はニコリと
不屈な笑みを
浮かべては
僕の仮面を睨み見る
嗚呼どうして
アナタを殺した
のでしょう
今頃後悔してみたけど
そんなもの
無駄にすぎなかった
のですね
だってアナタは
もう一度
生まれ変わって
ボクを殺しに
戻ってくる
いいえ
ほらもうボクの
後ろに立ってる
のでしょう??
さあ
どうぞ
殺めてください
それでは来世で
逢いましょう
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