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私は頷いた。
『ふむ･･･。〔無限回廊〕と言うのは空間を湾曲させ、同じ空間を連続させることによって対象を迷わせる術の事である。範囲・効力ともに程度は様々であるが、此処には強くはないが広範囲のものが発動しておる』
幻聴(本?)が微妙に長々と説明した。
解ったような解らないような･･･。
｢で、その〔ムゲンカイロウ〕を解くにはどうすれば？｣
私は幻聴(本?)に尋ねた。
『簡単である。術の源となっておるモノを壊せばよい』
｢モノってどんな？｣
説明がアバウト･･･。
『モノはモノである。モノであれば何でもよい。ただし、必ず何処かに魔法陣が書いてある』
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