一日目

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「またかよ・・・」 私は一番最初の机の所まで戻って来てしまった。 机の上に紙があるので間違いないだろう。 「全然、出られないな。今、何時?」 私は椅子に座りこんだ。 「どこにあるんでしょうねー」 『何度も言うが知ら・・・、ん?』 EIEが言葉を途中で切った。 「どうした?」 『汝、その紙を裏返してみよ』 私は言葉通りに紙に手を伸ばし、裏返した。 「なにこれ?」 紙の裏には円と直線で構成された図形が書いてあった。 私が首を傾げていると 『それが源である。それを破壊すれば解術される』 EIEが言った。 私は紙を破ろうとした。 ところが
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