一日目

6/15
前へ
/107ページ
次へ
「幻聴が聞こえるなんて、疲れてるのか私?早く帰って寝たほうがいいな」 私はそんなことを言いながら歩いていた。 景色はまったく変わらない。 また、読書スペースがあった。 「ん?」 机の上に何か紙が置いてある。 ・・・なにか見覚えがあるような。 私は紙を手に取って見た。 やっぱり、最初に見た紙だ。 「変だな。だいたい同じ方向に歩いてたはずなんだけど。もしかしてここ、普通の図書館じゃない・・・?」 いや、そんなわけない。 私は出られるはずだ。
/107ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加