一日目

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*** 「・・・なんで?」 あれから一時間ほど歩いたが、やっぱり出口にも壁にも当たらなかった。 私が途方にくれていると 『汝、また会ったな。今度こそ我を手に取れ』 さっきの幻聴がまた聞こえてきた。 本格的に私疲れてるな。 『聞いているのか?』 幻聴なら聞こえてますよ。 『汝、此処から出たくないのか?』 ・・・あー、もう幻聴でもいいや。 「はい?何でしょうか?」 『ようやくか。ようやく我の話を聞く気になったか。』
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