一日目

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グニョ・・・パチッ 表にしていた面に突然一つ目が現れた。 「うおぉ!?」 驚いて本を投げ出してしまった。 本は床に落ちる前に空中で静止し、こちらに浮遊しながら近づいてきた。 『汝、急に何をする!』 「何って・・・。驚くよ!」 私は叫んでいた。 『まぁよい。とりあえず、感謝する。して、汝は此処から出たいのであろう?』 「そう。けど、行っても行っても同じ風景ばかりで・・・」 『当然である。〔無限回廊〕が発動しておる』 「ムゲンカイロウ?」 私が聞き慣れない言葉に首を傾げると 『知らぬのか?』
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