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「いいかい、‘こいつ’を拾った‘人間’が私の跡継ぎだ。みんな異論はないかい?
まぁあっても私はもう決めたからやめる気なんてものははなっから用意してないけどな」
「…本気なんですか大将。大将が出て行くのは…まぁ諦めましたが、跡継ぎをわざわざ人間にする必要など!
そもそも跡継ぎということなら茨木童子にすればいいじゃないですか!」
「そんなのつまらないじゃないか」
「つまらないって!そんな理由で一家を不安にさせないでください」
「あぁもう!それにお前だってわかっているんだろ!茨木童子には治しようのない‘病気’をもっているのを」
「そ、それは…」
「ほら、君もいい加減あきらめなよ。彼女が言いだしたら止まらないのは君もよくわかっているんだろ?」
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