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新堂は一気に話し終えると、喉が渇いたのか「市田君、アイス珈琲貰えるかな」と、遠慮なしに云った。
「アイス珈琲はないよ。コーラでいいかな?」と云う浩也に向かって「いくら?」と新堂は、ポケットに手を突っ込んでいる。
「金はいいから、好きなだけ飲みな」
新堂と浩也のやり取りを観てゆかりが云うと、続けて「皆にも何か出しておやり、浩也」と、ゆかりは浩也に飲み物を用意させている。
「なるほど。そうなると村田さんの胸に傷を付けた刃物は、誰かが持ち去った事になりますね」
「そういう事だ」
新堂が浩也と飲み物を用意しているのを観て、逢坂が後を捕った。
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