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「ふっんん…」
「舌、ちゃんと出せ」
「むっりんん…」
顔を赤らめながら、舌を先生の口に出す。
「いい子だ」
また、頭を撫でられた。
ドクンと心臓が跳ねた。
「せんせ、もう一回血を飲まして?」
首筋に噛みつく。
どんどん、先生の血が喉を通っていく。
「あ、あああ……」
首筋から口を放し、先生に向かい合った。
「どうした?」
少し微笑みながら問う。
「あ、あく、ま」
「知られてしまった以上…生かしてはおけないな。」
命の危険を感じたのか、保健室を出ようとして、扉に手をかけたが、ビクともしない。
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