1st

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「見せてみろ」 少し、ぶりっ子のような少年は先生の正面にある椅子に座り、擦りむいたであろう足を見せた。 「ただの擦り傷だな。消毒する」 消毒液をつける為に先生が少年の足に触れた。 「あ、やぁ…先生ぇ」 卑猥な声をあげるが先生は、全面無視。 「はい、終わった。」 「あ…僕、頭いたぁい…」 少年は、取って付けた様な演技をしたが、先生にはお見通しのようだ。 「ほら、早く教室に戻れ」 半ば無理矢理のように、保健室から追い出した。 「いいの?あの人…先生といたかったんじゃないの?」 少し、嫌みの様に聞こえたかな…と心配した。
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