未来。そして過去。

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『目をつむって。』 ルリはいきなりそういった。 私は言われるままに目をつむった。 『いいよ。』 目を開けると私は自分の部屋にいた。 『なにか…後悔することがあったら今のうちに……ね?』 ルリの目はまるでここにはもうこれないかもしれない…そういうことを物語っていた。 『あなたのことは…みんな忘れてる…いや…いなかったことになったわ。』 『もっていく ものとか…ない?』 ミキひとつの引き出しを開けるとオルゴールを取り出した。 茶色い光っている箱に黄色いアーチが囲うように結ばれている。 「これ…だけでいい……」 『そう😃』ルリはにこっと笑うと手を前につき出した。 その瞬間にルリの手に杖が現れた。 黄色いぼうの先には丸い大きめのビー玉のようなものがついている。 ルリがその杖を一振り。 すると再び私達はもとのいた場所へ戻った。 先程はよくみなかったが地面にはきれいな芝生が生えている。
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