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ミキ『!!』
ミキ『夢か………』
(お母さん…泣いてた。初めてお母さんの涙をみたよ…。)
………ブワァっっ!
(あっ……あっ…なにこれ……)
(………私の…記憶?)
いきなり私の頭に流れ込んできた。
(これ…も天使の力……?)
(あっ…今の夢……私の小さい頃の……)
(でも…まって…あっ…そうだ……小さい頃にお母さんは家を出たんだ。 そのあと……私は………おじさんの所で違う記憶を入れられた。)
(そうだ。思い出した。お母さんは死んでなんかいなかった。 )
―生きていた―
―私は嫌われてなんかいなかった―
―お母さんは私に涙を流しながらオルゴールを渡してくれた―
『うわぁぁぁぁっっ』
私は大粒の 涙を流した。
(なぜ気づかなかったのだろう。きっと…きっとお母さんは…私は思い出したよ… お母さんが痛いぐらい頭をなでてくれたの…)
―お母さんは生きている―
(ゴメンね。ゴメンね。お母さん………ゴメンね……アイエン…私は幸せだったんだ……)
『お母さん。私、お母さんのこと探しにいくね?
お母さんになら触れられるような気がするんだ。』
(いいでしょ。お母さん……。)
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