ミキの願い

3/4
前へ
/17ページ
次へ
学校につくと、教室にはまだ誰も来ていなくて、窓の向こうから運動部の声が聞こえた。   私は帰宅部。朝練などない。 カバンを机の横にかけて私は座り窓の外を眺めた。 春にしては少し暖かい。 「 眠たい…」                    私はそう呟くと意識がとぉのいた。 「… 島…かじ…」 「中島さん!!」 その声で私がおきると、すでに一時間目の英語が始まっていた。 授業が終わると私は呼び出された。 「 私はあなたを心配してっ……」 (そんな思ってもないことばかり…) 母もそうだった。私が「明日はテストがあるんだっ」と言えば「どうせ百点とれないでしょ。」 とかいって…すねるとすぐにご機嫌とりをした…。 (みんな嘘つきだ。) 私が学校でトイレに行こうとすると中で友達が「ミキってさぁ……うざいよね…」 そぉ言っていた。 中学校に入っていも手を差しのべてくれる人なんていなかった。 ~・~・~放課後・~・~ 私に一緒に帰る人などいるはずがない。第一みんな部活がある。 だけど一人で歩く道はさみしい。(なんて…もぉなれたけ…。) 家につくとポストには大量のチラシが入っていた。母が亡くなってから宣伝などが多い。 私はチラシをほったからしにして家の部屋へと上がった。 「プルルルル!!」 (電話か……)ガチャ「はい、中島ですけど……」 「…………………」 「…………………」 (無言電話か……)ガチャンッ 私は勢いよく電話を切った…「この頃多いなぁ……」そぉ呟くとふと思い出した。 (そぉいえば今日同学年に呼び出されたっけ。 調子にのるなとかなんとか……)「 あのこたちかなぁ……」 そぉ考えていると涙が出てきた。「あっあれっ…」 「なに…こ…れ…」 止まらなかった。 (そうだ。私はいじめられてるんだ。)そぉ「いじめられてっ……」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加