城島ルリとの出会い。

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 (何が起こったの!?) 私の背中は熱いまま、地面が光りだした。 星を円で囲った形に……。 そして円が上に筒上に光ながら伸びる。 私は眩しくて目をつむった。 目を開けると、赤い翼をつけた人が立っていた…。 その瞬間…私の背中の温度が急激に上がる。 「うぁぁぁぁぁぁぁっ」 気が付くと、背中の熱さは消えていた… 。しかし私の背中には白い翼がついていた… 「えっ…なっ…なにこれっ…」 目の前には金髪の長い髪を垂らした美少女。背中には赤い翼。 (夢を見ているんだろうか……) いや、夢ではない。 涙がにじみよく見えないが、羽をつかむとしっかりと感覚がある。 外は暗い。今さっきまで聞こえていた子供たちの声が聞こえない。車の音もなにも。 少女をよく見ると、人差し指を上に向け、指の上に赤い、しかし幻想的な炎をともしだしていた。 「あなたは…誰?…」 ミキは理解が出来なかった。 『私は赤い翼を持つもの。』 「赤い…翼…」ミキはよくわからなかった。 (落ち着け。落ち着け。) 『 あなたは選ばんなの……?」 『つらかったでしょ…?』 少女は悲しそうな、しかし優しい目でそういった。 私はおきたことの混乱とそして…初めて同情された苦しみが溢れだした…。 「あなたには何もわからない!!」 「誰だか知らないけど出ていって!!」 その瞬間、私の背中についた羽はスッときえ、少女も微笑み消えていった。 『あなたはもぉこの世界で過ごすことは出来ない……。』 そう言って……。 すると再び外から子供たちの声が聞こえてきた。 「今の…なんなんだろう。」
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