第Ⅵ章 参節

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金色の髪色が特徴的な髪は凄く質が良さそうな艶のある滑らかなものだった。 腕に巻かれた包帯とは相対的に上質なものだった。 初めは気付かなかったが彼女の瞳も髪色に負けないくらいの金色をしていた。 小さな顔には大きめな黄金色の瞳はどこか切な気というか、無気力というか。 とにかくやる気のようなものが見えない静かな瞳だった。 たださっき見かけた時とは違い背中に担いだハンマーの大きさが身の丈程に小さくなっていた。 いや、別にそれでも十分大きい事には変わらないのだが。 この空間内でも十分異彩を放っている。
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