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「何かついてますか…私の顔」
こんないつも以上な細かな描写が可能になるくらい見つめていたのだから対象の少女が気付かない筈がない。
ぶっきら棒な言葉と共に不審そうな視線が少女からサヤに向けられる。
そこでようやくハッと我に帰るサヤ
「え、あ、えっと…予想していたより人がいて圧倒されちゃって」
咄嗟に出た言い訳は大分苦しいものだった。
第一圧倒されたからってこの娘見つめてた理由にならないよ…
しまったと内心で思うサヤ。
「……」
どうしよ、凄く怪しがられてるんだけど。
金髪少女からは訝しげな視線だけが帰ってきた。
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