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久留津木さんは同じ大学病院で働いている人だ。
「さぁてと。」
いつもいってる本棚のところに行き、本の確認をする。
「お、これ新しいな。」
本を手に取り、レジに持っていく。
金を払って店を出た。
買ったのは『darkless』
人間の心理をあらわした本だ。
「病院にいって、本を読んでおくか。」
車じゃなく、電車のほうがいいか。
一度家に帰り、駅に向かった。
駅は、人が少なく、電車の中も人が少なかった。
現在10:30。
昼前、って言ってたし、11:30ぐらいか。
病院の外にあるベンチに腰をかけ、買った本を読み出した。
「時間前に早く来すぎだな。」
上から声がした。
顔を上げて見ると、昨日の男がいた。
「どうも。今日は午前は暇でしたし、本も読みたかったので。」
「車できたか?」
「いえ、電車です。」
「車を駐車場にとめている。行くぞ。」
「はぁ。」
その男に促されるままに、駐車場に向かった。
「乗れ。」
助手席の扉を開けられた。
昨日の外車だ。
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