診察1:出会い

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「ふーん・・・。」 「・・・・あのぉ。診察の続きを・・。」 言った瞬間に口をふさがれた。 しかも、口で。 「・・・????!!!」 しばらくは頭が動かず、されるままとなった。 「・・・ふ・はぁ・・・。」 しばらくすると口が離れ、頭の働きも戻ってきた。 「意外とおとなしかったな。」 その少しの間、俺は驚いた顔をしていた。 しかし、そのことに気付き、またいつもの笑顔に戻す。 「多少驚いてしまいまして。」 「・・・明日、あいてるか?」 「はい?」 「明日暇なのかと聞いている。」 「え、っと、一応休みはとってますけど・・。」 「じゃあ明日、俺と付き合え。」 「・・・あの。」 「なんだ。」 「そう勝手に決められましても・・。」 「なんだ?」 「というかはやく診察を終わらせないと、次の方が待ってらっしゃるので。」
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