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私達は街を駆け抜ける。
「ハァッハァッ!
ここまで来れば大丈夫かな……」
「咲……」
「惣くん!!やり過ぎなの!あたしは別に声をかけられても何とも思わないし、惣くんが遊びてあたしと付き合ってるとも思ってないから!!」
あたしは惣くんに向かって声を荒げる。
「分かってんだよ。分かってるけど……」
惣くんが俯く。
「…このままだと退学になるよ?」
「……」
惣くんは座り込む。
(どーしよ……
あ!リュウくんがいた!)
「ねえ惣くん。リュウくんとこ行こうよ!」
俯いていた顔をあげ、
「リュウの?」
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