リリアル魔法女学院

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ユミィがそう言ったのでみんな同意して自己紹介が始まった。 1クラス25人で4クラスある。 流石に人数が少ないからすぐに順番が回ってくる。 「えっと、香坂瀬彼方です。 魔法を何も知らないから時々教えてください。」 ホントによく分からないから男だという事は内緒にして適当に済ませた。 だが運命はとても残酷らしい。 「彼方君は男の子で御母様に言わせると魔法歴0日ですって」 わざわざ言わなくて良い情報をみんなに教えるユミィ先生。 普通に明るい笑顔の筈なのに悪魔のシッポが見えた。 それにしても、騒がしくない。やっぱり珍しくもないか。 じゃあ平穏無事に過ごせるかも。 「お、お、男オオオオォォォォォォッッッッ!!!!!!!!!」 訂正。驚きすぎて反応が遅かったみたいだ。 僕の立ち位置は平穏無事に暮らせるとこからかなり遠い絶体絶命な場所らしい。
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