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自己紹介も全員終わり、明日の予定を告げられてホームルームが終わった。
それからが悪夢だったが。
「香坂瀬さんって本当に男の子!?」
「本当ですよ。」
「どんな魔法が使えるの?」
「魔法は一つも習ってなかったから使えません。」
「男の子が魔法使うってどんな気分?」
「まだ使ったこと無いので分かりません。」
「あたしと結婚して!」
「イヤです。」
「…解剖させて」
「丁重にお断りします。」
などなどいろんな質問やお願いを言われた。
舞華さんが途中で仕切ってくれたお陰で質問攻撃が止み、やっと解放された。
今は舞華さんと一緒に寮に向かっている。
「今日はありがとう、舞華さん。」
色々とお世話になったので舞華さんに感謝の言葉を伝えた。
舞華さんは僕の言葉にため息をついて呆れるように口を開いた。
「その丁寧語、何とかならない?
背中がこそばゆくてイマイチ馴れなんだけど。」
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