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-舞華side-
「うぅぅ、男の子にドキッとさせられちゃったよ。」
舞華は部屋でうずくまりながらもだえていた。
ちなみに今の舞華は子供っぽい赤のパジャマに着替えてベッドに横になっている。
「第一男の子があんなに可愛いなんて反則だよ。」
舞華はぶつくさ文句を言いながら顔は赤いが笑顔になっている。
「ソコ!くだらないナレーション入れない!」
だって現に顔赤いじゃん。ツンデレ?
「う、うっさい!」
舞華は顔を赤く染めて言ったが、すぐに目をつぶって真剣な顔をした。
「あたしには、もう時間がないんだから。
人を好きになる、時間がない。」
その声には自嘲と悲しみと固い信念が感じ取れた。
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