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「さて。
昨日言ったとおり新入生には色々な検診があるからみんな急いで着替えて。」
ユミィ先生はそう言って準備のために教室を出ていこうとした。
だが今すぐにでも聞きたいことがあるので無理矢理呼び止めた。
「チョット待って下さい!」
ユミィ先生は振り返って先を促した。
やっぱり最悪なことを忘れられてるよ。
「僕はドコで着替えたらいいんでしょうか?」
そう聞いた瞬間ユミィ先生は汗をダラダラと流した。
まるで、言うか言うまいか葛藤してるようにも取れる。
じっと見つめていると観念したのか口を開いた。
「えぇとね、怒らないでね。
実は『1人のために部屋を使うのは勿体ない』、なんて話になって、女子と一緒の部屋で着替えて貰うことになりました。
あっ、先生はモチロン反対したよ。でも数の力に押されて」
申し訳なさそうに言うユミィ先生。
だけど話の内容はいろんな意味で死活問題がかかっている。
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