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「つまり、みんなと同じように教室で着替えてってことですか?」
一分の希望を掛けて聞いてみた。
頼む、首を横に振って下さい!
そんな願いも儚くユミィ先生は首を縦に振った。
その瞬間、十何人の手が僕を掴んだ。
「男の子を着替えさせるなんて初めての経験!」
そんな経験しなくていいです!
「男の子の体、興味ある。」
その興味は好きな人に向けて下さい!
「男に裸を見られるの、恥ずかしい。」
マトモな反応をありがとう!
「やらしい目で見ないでよね。」
そんな気力は残ってないです。
などとくだらないつっこみを心の中でしていると女の子の手が僕の制服に掛けられた。
「もうどうにでもなれだ。
『悠久なる時空の姫よ 我に天空の力を与えたまえ
マジカル プルヴ レインド ウレア ラディウス』!」
かあさんに言われて頭に浮かんだ変身の呪文を唱えて服を変える。
かあさんに言わせれば魔法少女の服は滅多な事じゃ無い限り破れることはないらしい。
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