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「そうなんですか!?
ああ、もう。かあさんは何でそんなとこに転校させるの!?」
関係ない舞華に八つ当たりしていると運良く(?)チャイムが鳴った。
「すみません。八つ当たりなんかしちゃって。」
「ううん。気にしなくて良いよ。
それより、クラス割り見て教室に行くよ。」
ぶつかったときの反応から怖い人かと思ったが、そんな事はないようだ。
彼方は促されてクラス割を見に行った。
「同じクラスだったんですね。」
「分からんことがあったらあたしに聞きなさい。
これでも魔法歴は長いんだから。」
「じゃあお言葉に甘えて、このクラスって男の子何人いるんですか?」
「本当に何も知らないのね。
男子はいないよ。魔法少女の息子は魔法少女になる、なんて呪いがあるけど、発動したのは歴史上2人だけだよ。」
彼方の思考が凍結した。現実逃避したけど、出来ない状況に変わった。
「何で固まって………………………
えっと、間違ってたら悪いけど、彼方ちゃんじゃなくて彼方君?」
彼方は質問にゆっくりと頷いた。
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