序章

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「おはよう、やまちゃん」 「…はよ」 その日は朝からやまちゃんは機嫌が悪くて、まぁその理由はあっつい視線の先が、あいつの気になって仕方がないゆーとくんだったから、すぐ分かったけど。 クラスメイトと仲良く笑ってたしね 朝から不機嫌な発言かまされて終わる僕じゃないしさ。ちょっと反撃してやったんだ 「ゆーとくん人気だねぇ」 「うん」 「やまちゃん、ゆーとくんのことよく見てるねぇ」 「…そうかな」 「僕ゆーとくん好きだなぁ」 「…ん、…え、」 すごく動揺してて正直おもしろかった 「いい仲間持ったね!僕ら」 「…そうだね。」 なんだか反応がつまんなかったから僕はホントに意地悪言っちゃった 今となってはちょっと反省。 「やまちゃんも、好きでしょ?仲間としてさっ」 「…うん、そうだよ」 まぁそれは、火がつくきっかけだったかもしれないって思ってる でもあいつ回り道激しかったね .
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