序章

1/2
前へ
/24ページ
次へ

序章

最初はあの子のセリフからだったんだ 「ロマンチックな言葉ぁ?」 「そー!かっこいいじゃん?言うのはアレだけどね、おれは言われる方はアリなのかも!」 「あー、へー、そーなの。たとえば?」 「えっとねー」 僕の棒読みには気づかず、手元にあるその前に皆で飲んだ栄養ドリンクのビンとゆーとくんはにらめっこしてたの 「この空きビンの中身には~」 「空気」 「…」 もちろん遮られてふてくされてたよ。でもそれこそからかいがいがあるよね そしたらすぐむこうが撮影で行っちゃった 1人になったから近くにいた、やまちゃんのところに向かったら、 やまちゃんは自分の空きビンをみて、 中身か、って小さく言ってた その時気づいたんだ あぁ、こいつゆーとくんに恋してるって。 .
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

178人が本棚に入れています
本棚に追加