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序章
最初はあの子のセリフからだったんだ
「ロマンチックな言葉ぁ?」
「そー!かっこいいじゃん?言うのはアレだけどね、おれは言われる方はアリなのかも!」
「あー、へー、そーなの。たとえば?」
「えっとねー」
僕の棒読みには気づかず、手元にあるその前に皆で飲んだ栄養ドリンクのビンとゆーとくんはにらめっこしてたの
「この空きビンの中身には~」
「空気」
「…」
もちろん遮られてふてくされてたよ。でもそれこそからかいがいがあるよね
そしたらすぐむこうが撮影で行っちゃった
1人になったから近くにいた、やまちゃんのところに向かったら、
やまちゃんは自分の空きビンをみて、
中身か、って小さく言ってた
その時気づいたんだ
あぁ、こいつゆーとくんに恋してるって。
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