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B「ハァ~…、せっかく来たのに何もないんじゃ意味ないよな。」
そう呟きながら用を足すも、何1つ起きずにこれで無事に帰れるという安心感も同時に感じていた。
そして、用を足し終えたBは、もしかして手が洗えないかと手洗い場の前に立ち蛇口をひねってみた。すると…
「ジャー」
B「あれ!?おかしいな?もうこの建物は使われてないはずなのに、まだ水が出る。まだ水道が止められていないのか?」
少し不思議に思いながらもBは手を洗い、フと目の前の鏡を見た。
B「あれ…!?」
Bは気づいた。鏡の奧にこちらに背を向けた人間が立っている。後ろ向きではあったが、それは見るに30~40歳ぐらいの男だった。
B「…まさか…。」
Bはその状況が理解出来ずその場に固まって動けなかった。すると、その男はゆっくりとこちらを向き始めた。
B「ヤバい…。」
しかし、足が動かない。そして、その男が半分以上こちらを向いたとき、Bは見てしまった。
その男は、頭から大量の血を流しながら不気味な笑みを浮かべていたのだ。
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