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部室を出て、歩いていると。
「おい、捜したぞ。何処に行っていたんだ?」
「ちょっとね。心配かけて御免ね。」
ぎこちなく笑う。激痛が走るから。
「制服もちょっとなのか?」
「うん。」
「前、お前言ったよな?隠し事は無しって。だから俺は話したんだぞ。それなのにまたかよ。」
「ゴメンね、でも無理なんだ。今は。何時か話すよ。何時かは…」
「…ヘイヘイ、分かったよ。話したくなったら話せよ。待ってるからな。」
「うん♪」
私は笑みを浮かべた。
「そうそう、姉貴が呼んでたぞ。前行った無人島に行きたいから龍を出せだと。」
無理だなあ。今日は疲れたし。気を抜いたら倒れそう…あ、でも良いかぁ。ハルヒコがおぶってくれるし。
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